~冬から春へ移りゆく~ひがし北海道 一度は訪れたい7つの春スポット&イベント
本州では桜の季節が終わりを迎える4月中~下旬。長く厳しい冬から抜け出したひがし北海道のいたるところで、春を見出すことができます。
遅い早春から春、そして夏へと一気に季節が変わるひがし北海道でおさえておきたい見どころやイベントをご紹介いたします。
知床峠の雪壁ウォーク(斜里町・羅臼町)
ひがし北海道の長い冬、約半年もの長い期間に道を閉ざす、知床峠。
例年4月末から5月上旬にようやく開通するのですが、その一足先の4月中旬に行われるイベント、それが知床峠の雪壁ウォークです。
このイベントは知床峠を挟んだ2つの町、斜里(ウトロ)と羅臼の2箇所で同時に実施。開通に向けて除雪作業を行う道を、その高い雪壁に驚き、楽しみながら歩くイベントです。
阿寒湖の砕氷クルーズ(釧路市阿寒湖)
日本の本州では桜も散り緑へ変わろうとする4月下旬、阿寒湖ではようやく湖面の氷が解けようとします。 その阿寒湖で約1週間だけ楽しむことができるクルーズ、それが阿寒湖砕氷クルーズ(砕氷帯観光遊覧)です。
毎年4月21日に始まるこのクルーズ、普段(冬以外)はマリモの島への観光遊覧を行う船は、さながら流氷船に早変わり。透明でまるでクリスタルのような氷を割って進むクルーズは、阿寒湖の遅い春の風物詩といえるでしょう。
阿寒湖砕氷帯観光遊覧
2019年4月21日(日)から約1週間程度
大人1,000円 小人600円
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阿寒観光汽船ホームページ
十勝の春のガーデン(十勝地域)
さて、阿寒湖の氷が割れる春の音が聞こえるちょうど同じころ、春の花咲く十勝のガーデンがちょうどオープンの日を迎えます。
道内に8つある「北海道ガーデン街道」のうち5つが十勝地域にあり、それらのガーデンが4月下旬よりオープンします。
紫竹おばあちゃんの幸せの庭、として知られる「紫竹ガーデン」、日本初のコニファーガーデン(針葉樹を中心とした庭園)として有名な「真鍋庭園」は、いずれも帯広市内にあり4月20日頃のオープン。そして郊外の3つのガーデン「六花の森」「十勝千年の森」「十勝ヒルズ」はいずれも4月末(ゴールデンウィークはじめ)にオープンいたします!
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北海道ガーデン街道ホームページ
流氷明けの毛がにと恒例かに撒き(網走市)
1月から3月にかけてオホーツク海を覆う流氷ですが、流氷の下で育つカニがひときわおいしくなるということをご存知でしょうか。
流氷が運んできたプランクトンのおかげで栄養分たっぷり、脱皮を繰り返す過程のなかで最も身が詰まった「堅蟹」の状態。一番おいしい時期がこの、「流氷明け」なのです。
流氷明けの毛がにのシーズンは3~5月。一番おいしい時期を知る食通の方などこの毛がにを求めて網走や紋別などを訪れます。
また、網走市で毎年5月中~下旬に行われる注目のイベント、それが「春カニ合戦in網走」。そのメインイベントといえるのが、なんと毛がにを、上棟式などで行われる餅まきのようにカニをまく「カニまき」!
この時期に網走に訪れるなら、一度は体験したいイベントです。
第7回 春カニ合戦in網走
2019年5月19日(日) 道の駅流氷街道網走にて開催
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網走観光協会ホームページ
ひがしもことの芝桜(大空町)
5月上旬、札幌でちょうど桜の花が咲くころ、ひがし北海道では大地の一面をピンクに染める、 芝桜が咲きはじめます。その中でも比較的早い場所が網走から近い「東藻琴」の芝桜です。
網走市内や女満別空港から車で約40分程度の場所にある「ひがしもこと芝桜公園」は、丘陵地に広がる約10万平方メートルの公園。この広大な場所が5月になると一面ピンクのじゅうたんに。特に丘の上から見下ろすとまるでピンクの海のよう、まさに絶景です。
見ごろは年により異なりますが、5月上旬から始まり、5月中旬がピーク、6月上旬頃まで楽しめます。
なお公共交通手段での行き方は、網走駅から東藻琴行きのバスに乗車、芝桜シーズンのみ東藻琴からひがしもこと芝桜公園まで無料の送迎車がございます(バス利用者のみ対象)。
滝上の芝桜(滝上町)
さて、東藻琴とならび芝桜の名所として知られるのが、紋別や層雲峡から比較的近い、滝上町。 シーズンになると丘一面がピンク色に染まる絶景が広がります。
芝さくら滝上公園は、町の丘陵地に広がる約10万平方メートルの広大な敷地。もともとはみかん箱1つ分の苗を植えたことから始まった芝桜が、今では見渡す限りに広がるように。
また期間中はヘリコプターの遊覧もあり、空から楽しむこともできます。
時期は5月の上旬から咲きはじめ、5月中~下旬が見ごろ。6月上旬まで楽しめます。
行き方は近隣の紋別から路線バスで約70分、また札幌・旭川発の紋別行き都市間バスで行くこともできます。
かみゆうべつのチューリップ(湧別町)
さて、最後に紹介するのは、一面に咲くチューリップ畑。 約200種類、約120万本ものチューリップが咲く「かみゆうべつチューリップ公園」をご紹介します。
オホーツク海に面する湧別町にある12.5ヘクタールの広大な公園は、5月になると見渡す限りのチューリップ畑と変わります。赤や白・黄色など様々な色や品種のチューリップが咲くようすはまさに圧巻! 園内全体を見渡すことのできる国道沿いのビューポイントやオランダ風車型展望台から満開のチューリップを見ることができます。
期間中は好きなチューリップを採取できる「掘り取り販売」や園内をぐるっと周遊できる「チューピット号(電動バス)」の運行も。またその他のイベントも開催されます。
なお行き方はJR遠軽駅からバスで約20分、紋別市内からバスで約50分です。
【関連情報】
現地ツアー情報はこちらから
ひがし北海道トラベルラボ ひがしもこと芝桜公園ページ
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かみゆうべつチューリップ公園