塘路湖(とうろこ) ー 釧路湿原最大の湖はカヌーのメッカ
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- 北海道川上郡標茶町塘路原野(塘路湖エコミュージアムセンターあるこっと)
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- 015-487-3003 (塘路湖エコミュージアムセンターあるこっと)
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- 塘路湖エコミュージアムセンター あるこっと 4月~10月:10:00~17:00、11月~3月:10:00~16:00、休業日:水曜日、年末年始(12/29~1/3
概要
釧路湿原内の最大の海跡湖
「塘路湖(とうろこ)」は釧路湿原にある湖の中で最も大きい湖。標茶(しべちゃ)町にあります。塘路湖の由来はアイヌ語の「トー・オロ(トー:湖(沼)、オロ:の所)」。周囲18km、最大深度7mの海跡湖です。塘路湖は、武田泰淳氏の小説「森と湖のまつり」、三浦友和さん主演の映画「仔鹿物語」の舞台にもなりました。
海水に生息する甲殻類の一種のクロイサザアミやイトウ、ウグイ、コイ、ワカサギなども生息。漁業も行われています。塘路湖付近一帯はアオサギやオジロワシなどの鳥類をはじめ、冬は氷上でのワカサギ釣りで賑わいます。冬期間には湖の結氷により「御神渡り(おみわたり)」も観察されています。(湖面に一部、盛り上がった氷堤が見られる現象)
湖畔に建てられた施設に「塘路湖エコミュージアムセンターあるこっと」があります。釧路湿原が育む魚や植物の生態、水をテーマにした映像「湿原の詩」「不毛の大地、水の大地」やジオラマなどで釧路湿原の魅力を紹介しています。湿原に多く自生するハンノキや湿原をイメージした解説パネルが並ぶ館内は、木のぬくもりあふれる心安らぐ空間。かつて海であった塘路湖を館内からも眺めることができます。
塘路湖を眺められる展望台は「サルボ展望台」と「サルルン展望台」の2カ所。散策路は樹林が多く、山歩きの雰囲気を楽しめます。他の展望台とはひと味違った湿原と湖沼の景観を眺めることができます。また塘路湖では、春から秋にかけては、鳥のさえずりや静かな波音を聞きながら、カヌーが楽しめます。
入館料:無料
※2021年4月30日更新
アクセス
- 【車・レンタカーで行く場合】
- 釧路駅から車で約40分
JR塘路駅より車で約10分
- 【公共交通機関で行く場合】
- JR釧網本線「塘路駅」から徒歩およそ20分
駐車場:あり(無料 塘路湖エコミュージアムセンター 大型2台、一般26台)