濤沸湖
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- 北海道網走市字北浜203番3地先(白鳥公園)「濤沸湖水鳥・湿地センター」
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- 0152-46-2400 (濤沸湖水鳥・湿地センター)
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- 営業情報:濤沸湖水鳥・湿地センター9:00~17:00、入館料:無料、休館日)月曜日(祝日の場合は翌日)、年末年始(12月29日~1月3日)
概要
オオハクチョウが飛来する湖
涛沸湖(とうふつこ)は、オホーツク海のほど近く、網走市と小清水町にまたがった周囲約30km、平均水深1m、最大水深2.5mの湖。涛沸はアイヌ語のトプッで、「湖の口」のことを意味します。「涛沸湖」の近くには、アイヌの人々が暮らしたとされる遺跡が発見されています。オホーツク海とつながっている涛沸湖は、川と海両方の水が混じり合う「汽水湖(きすいこ)」です。湖水には海からの栄養も加わりますので、生き物にとって豊かな環境になっています。
夏は、湖のほとりには馬や牛が放牧され、のんびりと草を食むのどかな情景が見られ、涛沸湖の海岸側には、天然のお花畑「小清水原生花園」が広がっています。湖周辺の草原にはヒオウギアヤメが咲き、湖の背後には知床連山や斜里岳を一望できます。
涛沸湖は、渡り鳥の飛来地として国際的に重要な湿地と認定され、2005年にラムサール条約に登録されました。白鳥飛来地として名高く「白鳥の湖」とも言われています。厳冬期の前には、南へ渡るオオハクチョウやさまざまなカモなど50種類を超える渡り鳥が涛沸湖に立ち寄り、羽を休めます。1年を通じて250種ほどの野鳥が観察できる、野鳥の楽園です。
涛沸湖周辺にはタンチョウやオジロワシ等の鳥類、イトウ、ヒメマスなどの魚類、植物や昆虫など、環境省や北海道が公表しているレッドリストにある動物が数多く生息。能取湖、サロマ湖、網走湖などとともに網走国定公園に指定され、現在、涛沸湖の環境を守り続けるさまざまな取り組みが行われています。「涛沸湖水鳥・湿地センター」では、さまざまな展示や解説、映像を通して、水鳥や希少な生き物について知ることができます。
アクセス
- 【車・レンタカーで行く場合】
- 網走市中心部から涛沸湖まで車で約15分
女満別空港から涛沸湖まで車で約40分
小清水町中心部から涛沸湖まで車で約20分
- 【公共交通機関で行く場合】
- バス)網走バス 小清水・斜里線「白鳥公園入口」バス停から徒歩約5分
(JR網走駅前から乗車時間約30分)
JR)鉄鋼本線「北浜駅」から白鳥公園(涛沸湖)まで徒歩約10分
駐車場:あり(無料 来館者用19台、身障者用1台、大型車両用5台、管理用6台)