ピアソン記念館

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概要

アメリカ人宣教師G.P.ピアソン夫妻の私邸

ピアソン記念館は、ピアソン宣教師夫妻の住宅として1914年(大正3年)に建築された建物。2001年(平成13年)に北海道遺産に指定されました。設計者は、明治末期から昭和初期にかけて日本各地で数多くの洋風建築物を設計したW・M・ヴォーリズ氏。

ピアソン夫妻は道内各地を伝道し、その終着に選んだ地がアイヌ語で「地の果て」を意味する野付牛(現在の北見)でした。14年間を北見の地で過ごし、日本での伝道活動を終えました。ピアソン宣教師は、1928年(昭和3年)にアメリカへ帰国するまでの間、布教活動のほか、アイヌ民族への人権活動や矯風活動、廃娼運動、慈善活動に尽力され、夫妻の志は今も精神文化の拠り所として多くの北見市民に親しまれています。

館内1階展示室では、ピアソン記念館が出来るまでの物語が展示。写真付きのパネルでどのような宣教活動を行っていたのかが分かるようになっています。
オルガン、机、ランプ、鐘、銀杯、写真、メモなどピアソン夫妻の遺品の数々も。オルガンは、時を超えて現在もコンサートで活躍しています。

2階は姉妹都市のエリザベス市(アメリカ合衆国)の資料やピアソン夫婦ゆかりの人々の資料が展示されています。坂本竜馬の甥であり、北海道開拓に尽力した人物「坂本直寛」(さかもとなおひろ)の資料も。ピアソン宣教師夫妻の足跡はこの建物とともに多くの人々に語り継がれています。

アクセス

【車・レンタカーで行く場合】
JR北見駅から車で数分
【公共交通機関で行く場合】
JR北見駅・北見バスターミナルから徒歩約15分
バス高栄団地線・若葉線「北見郵便局」から徒歩約8分
バス高栄団地線・大正線「山下町」から徒歩約8分

駐車場:あり(無料 15台)

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